C14 IP Meeting ~集まれ!インターネットワーキング!~
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日時・会場
11/22(水)
10:00 ~ 18:00
@ホール
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講演者
- 内田 真人(早稲田大学)
- 木村 泰司(JPNICシニアエキスパート)
- 栗田 穣崇(ドワンゴ)
- クロサカタツヤ(株式会社企)
- 白畑 真(BBIX Singapore Pte Ltd)
- 鈴木 茂哉(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授)
- 砂原 秀樹(Internet Week 2023実行委員/慶應義塾大学/WIDEプロジェクト)
- 永山 翔太(株式会社メルカリ/慶應義塾大学)
- 林 憲一(SambaNova Systems)
- 前村 昌紀(JPNIC)
- 松崎 吉伸(株式会社インターネットイニシアティブ)
- 松本 泰(セコム(株) IS研究所 顧問)
- 吉田 友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
- 米谷 嘉朗(一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) デジタルトラスト評価センター主席研究員)
その他調整中
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概要
IP Meeting は、Internet Weekを総括するプレナリ(全体会合)であり、メインプログラムになります。Internet Weekに参加いただいた誰にとっても今後の示唆となるよう、 その年のネットワークの状況を総括し、最新動向を伝え、 今後に向けた議論を行う場となっています。
IP Meetingは歴史的にも長い歴史を持っており、JEPG/IP (Japanese Engineering & Planning Group/IP)によって1990年に第1回が開かれて以降、毎年開催され、 今回は34回目です。Internet Weekの母体となったともいうべき会合になります。
今年のIP Meetingは、 次の3部構成でお送りします。第一部:2023年の知っておくべき動向
第一部では、2023年の知っておくべき動向として、2023年「イマココ」のインターネットの理解するための幅広い内容をご用意しました。
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10:00-10:50 「インターネットの運用動向」
NTTコミュニケーションズ 吉田友哉さんによるお馴染みのレポートです。2004年から数え、今年で20年目となる定番発表として、毎年楽しみにお待ちの方も多いのではないでしょうか。ルーティング、DNS、トラフィック、セキュリティインシデントなど、さまざまな観点から2023年のインターネット基盤のカタチに迫ります。
講演者:吉田 友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
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10:50-11:05 「国際会議から知っておくべき技術標準」
HTTP/3、QUIC、MACアドレスといったインターネットで使われる仕組みの多くは、国際的な技術標準に関するコミュニティで議論され、標準化され、そして実装されてきました。技術標準の議論は技術文書の作成に留まらず、エンドユーザや開発者といった様々な立場がある中でこれから起きる問題をどのように解決するのか、どのような世界を形作るのかといった広い観点で行われます。その国際的な動きについて、JPNICの木村泰司がIETF(Internet Engineering Task Force)を中心としてご紹介し、ここ数年の話題と今年のホットな話題をお届けします
講演者:木村 泰司(JPNIC)
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11:05-11:30 「2023年のインターネットガバナンス」
10月には京都国際会館でインターネットガバナンスフォーラム(IGF)京都2023が開催され、IGF史上最大となる、6,300人の現地参加を得て成功裏に閉会しましたが、IGFを中心に2023年のインターネットガバナンスの状況をご説明します。また、地域インターネットレジストリ(RIR)では、AFRINICでは訴訟攻撃による機能不全、APNICでは選挙不正による乗っ取りリスクなどに対して、正常化に向けた努力が続いています。正しく心配し、正しく安心するための最新動向をお伝えします。このセッションはIIJ・JPNIC理事の松崎吉伸さんとJPNICの前村がお伝えします。
講演者:前村 昌紀(JPNIC)、松崎 吉伸(株式会社インターネットイニシアティブ)
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11:30-12:00 「アジアのインターネットのイマココ」
インターネット基盤の運営には、IETF、ICANN、RIRによるプロトコルや識別子管理はもちろんのこと、回線網の拡大充実を担う事業者のビジネス展開や国際関係や地政学的問題が大きく作用し、大いに影響を受けます。アジアのインターネット基盤の展開に影響を及ぼすビジネスや地政学的な動きは何か、BBIXシンガポールの白畑真さんから伺います。
講演者:白畑 真(BBIX Singapore Pte Ltd)
第二部:ちょっとさきのことをみんなで考える (13:30‐15:30)
インターネットの始まりから50年以上経過し、計算機をつなぐネットワークから人、モノに広がり、そしてフィールドもグローバルからデジタル空間さらには宇宙まで広がりを見せています。
新たなフィールドや新たなサービスとそれを支える新しい技術が次々と生みだされていく状況の中で、これからどのようなことが起こっていくのか、我々はどのようなことを考え進んでいくべきなのか。そして今からどのようなことに備えておかなければいけないのか意識しておく必要があります。
この第二部では、インターネットを支える重要な技術、機能、そのフィールドにおいて長きにわたりリードされてきた研究者をパネリストに迎え、デジタル空間での名前、ドメイン名、Web3.0での個人情報管理、NFTなどを中心にちょっと先を見据えた今後の展望と期待を共有するとともに課題提起を行い、今年のテーマである”集まれ!インターネットワーキング!”を実践すべく、会場のみなさまも含めた全員がパネリストとなり一緒に考え、新たなアイデアと切り口を生みだし、インターネットの無限の可能性を模索します。
講演者:クロサカ タツヤ(株式会社企)、松本 泰(セコム株式会社)、鈴木 茂哉(慶應義塾大学/WIDEプロジェクト)、米谷 嘉朗(一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) デジタルトラスト評価センター 主席研究員) 、栗田 穣崇(ドワンゴ)
第三部:新技術を支えるインターネット基盤を考える (16:00 – 18:00)
AI、量子コンピュータ/インターネット、サイバネティックアバターといった新しい技術が登場し、月、火星といった新しいフィールドへの展開がはじまろうとしています。こうしたことを背景に、これからのインターネット基盤がどうあるべきかについて考えなければならない状況になってきています。
この第三部では、新しい技術や新しいフィールドからの要請を確認しながら、次のインターネット基盤について議論します。
講演者:砂原 秀樹(慶應義塾大学)、内田 真人(早稲田大学)、林憲一(SambaNova Systems)、永山 翔太(株式会社メルカリ/慶應義塾大学)
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対象者
Internet Week 2023に参加するすべての方
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